終末のフール
- 作者: 伊坂幸太郎
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2009/06/26
- メディア: 文庫
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「重力ピエロ」に触発されて買ったのが「終末フール」。
さほど読書家じゃないくせに、短編集はあまり好きじゃない。1冊の中でコロコロと世界観が変わる事についていけない。(かといって、長物が好きってわけでもないんだけど。)
『終末のフール』読み終えて、「うわ、コレ、短編じゃん!」ってちょっと残念な感じになったのは本当。でも、『太陽のシール』を読んで安心したもの本当。
『重力ピエロ』と比べると読み応えっていう点ではそれほど高くないけど、8編通して舞台が一環しているのが良い。やっぱ、小説は1冊とおして同じ世界観であってほしい。
「世界の終わり」を題材なんて結構チープなネタなような気がするんだけど、何故だか安く臭くない。むしろ爽やか。
世界の終末で自分はどうするかな。仙台ヒルズの人達みたいに優しくありたいものですな。